モールディングがアクセントになり 空間を引き締める

ステーキ&イタリアン グリアンテ(新宿)
●設計・施工:株式会社 成和
●デザイナー:株式会社 成和 我喜屋 亮氏
「パラパ」と同フロア隣にある「グリアンテ」は、店内に入ってすぐ目に飛び込んでくるのが、メインホール天井のブリキ製の天井装飾が印象的。さらにテーブルからセミオープンの開放的なキッチンを見ることができ、本格的な厚切りサーロインステーキやワインが楽しめる大人の雰囲気につつまれたお店。こちらのお店のデザインも「パラパ」を手がけた同デザイナー様。引き続きお話を伺いました。
「当初、店内の壁をレンガにするなど、本場ニューヨークの老舗ステーキレストランを彷彿とさせるようなデザイン案でしたが、若いカップルが背伸びをしていく場所という想定もあったため、壁はポップなクロスにするなど遊び心を取り入れながら、シックな中にもカジュアルさがある空間を目指しました。」
なぜ両店舗にモールディングを使うのですか?「モールディングは、作業面やコスト面などで手間がかかるものなのですが、使うと使わないでは見た目の印象がまったく違うものになります。空間デザインを引き締めるポイントとして、非常に大事な要素なんです。」デザイナー様の探究心とこだわりの結晶が、良いお店を生んでいるという事に、あらためて実感させていただきました。



腰見切り壁面装飾
- ① 腰見切り(直材)
- サンメント:A400AY(H60 × D20 × L3650 mm)
- ② 壁面額縁(直材)
- サンメント:A338AY(H24 × D9 × L3650 mm)
- ③ 巾木(直材)
- サンメント:A508AY(H90 × D10 × L3650 mm)